この記事でわかること
- 格安SIMで電波が弱い・繋がりにくくなる主な原因
- 自分で今すぐできる電波改善の手順(端末設定編)
- 建物・場所・時間帯別の対処法
- 電波問題がどうしても解決しない場合のキャリア変更判断基準
- 電波が安定しやすいキャリアの選び方
格安SIMで電波が弱くなる6つの原因
原因1:MVNOの帯域制限
MVNOは大手キャリアから回線を借りて提供しています。混雑時間帯(昼12時・夜18〜22時)には速度が低下しやすく、電波が弱いように感じることがあります。
原因2:APN設定の誤り
SIMを差し替えた後にAPN(アクセスポイント)設定が正しく行われていない場合、データ通信が確立されません。設定ファイルの再インストールで解決することが多いです。
原因3:SIMロックが残っている
2021年10月以前に購入した端末はSIMロックがかかっている場合があります。以前のキャリアでSIMロック解除が必要です。
原因4:端末のバンド非対応
古い端末や海外モデルは日本の格安SIMが使う周波数帯(バンド)に対応していない場合があります。特にプラチナバンド(700MHz)の対応が重要です。
原因5:建物・地形による遮蔽
鉄筋コンクリートの建物・地下・山間部では電波が届きにくくなります。特定の場所でのみ弱い場合は、キャリアではなく環境が原因の可能性があります。
原因6:eSIMの設定不備
eSIMでの移行後、旧プロファイルが残っていたり、優先SIMの設定が誤っている場合があります。設定の確認・プロファイル削除で改善する場合があります。
今すぐ試せる改善手順(端末設定)
端末の再起動
シンプルですが最も効果的な方法の一つです。電源を完全にオフにして30秒待ってから再起動すると、通信設定がリセットされて改善する場合があります。
SIMトレイを抜き差し
物理SIMの接触不良が原因の場合、SIMトレイを一度取り出して再度挿入することで接触が改善されることがあります。電源を切ってから行ってください。
APN設定の再確認・再インストール
キャリアの公式サイトで最新のAPN設定ファイルをダウンロードして再インストール。iPhoneは構成プロファイルを使う方法が一般的です。
ネットワーク設定のリセット
iPhoneは「設定→一般→転送またはiPhoneをリセット→リセット→ネットワーク設定をリセット」。Androidは「設定→システム→リセット→Wi-Fi・モバイル・Bluetoothをリセット」。
機内モードのオン→オフ
機内モードを一時的にオンにして10秒待ってオフに戻すと、ネットワーク接続が再確立されて改善する場合があります。
ソフトウェアの最新版へのアップデート
OSのアップデートには通信関連のバグ修正が含まれることがあります。iOSやAndroidを最新版に更新してみてください。
場所・時間帯別の対処法
| 状況 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 昼間(12〜13時)に遅い | MVNOの帯域混雑 | サブブランド(ahamo・UQ等)への移行を検討 |
| 夜間(18〜22時)に遅い | 帯域混雑・混雑ピーク | 同上。または動画視聴は深夜・早朝に移動 |
| 建物内・地下で繋がらない | 電波遮蔽・エリア外 | Wi-Fiに切り替え。ドコモ回線系(ahamo)が最も広いエリアをカバー |
| 特定の駅・商業施設で遅い | ユーザー集中による混雑 | Wi-Fiスポット活用。別のネットワーク接続を試す |
| 田舎・農村部で圏外 | カバレッジ外 | ドコモ回線(ahamo等)は最も地方をカバー。楽天モバイルは地方弱い |
| 開通直後から繋がらない | APN設定未完了 | キャリア公式のAPN設定手順を再確認・再インストール |
電波が安定しやすいキャリアの選び方
ahamo(ドコモ回線)
カバー:◎最強速度:◎混雑時も安定ドコモの自社回線を使うサブブランドのため、MVNOと違い帯域制限の影響が少ない。地方でも最強のカバレッジ。
UQモバイル(au回線)
カバー:○強い速度:◎安定auの自社回線。プラチナバンド(700MHz)対応で建物内・地下でも繋がりやすい。混雑時も速度低下が少ない。
ワイモバイル(SoftBank回線)
カバー:○強い速度:○安定SoftBankの自社回線。都市部から地方まで広いカバレッジ。プラチナバンド対応端末なら屋内も安定。
MVNO各社(IIJmio等)
カバー:○(借りた回線次第)速度:△混雑時に低下ドコモ・au回線を借りるため、大元の回線エリアは広い。ただし混雑時の速度低下はサブブランドより大きい傾向。
よくある質問
Q格安SIMに変えてから電波が弱くなった。以前のキャリアの方が良かった?
Aドコモ・au・SoftBankのサブブランド(ahamo・UQ・ワイモバイル)は親会社の回線を使うためエリアは同等です。MVNOに移行した場合は混雑時の速度低下が原因の可能性が高く、サブブランドへの変更で改善することが多いです。
QSIMロック解除が必要かどうかの確認方法は?
A2021年10月1日以降に購入した端末はSIMロック解除不要です。それ以前の端末はMyドコモ・My au・My SoftBankで確認・解除手続きが可能です。現在は解除手数料は無料です。
Q同じ場所でも特定の時間帯だけ遅い場合は?
A昼12時・夜18〜22時の遅延はMVNOの帯域混雑が主な原因です。サブブランド(ahamo・UQ・ワイモバイル)への移行で大幅改善が見込めます。